六中観は、私の年来のテーマである。 悟道会で、約七年間〜八年間に渡り、講話させて戴いた。
現在は、シムックス・カルチャーセンターの発行するものに、書かせて貰っている。この六中観は、そのカルチャーセンター「四季つれづれ草」から、収録する事とした。 「四季つれづれ草第1号・平成9年4月6日発行」から掲載したい。
人間学は、社会の常識を集め、人間らしい人間になる為のノウハウをまとめあげたものです。
本講座は、安岡正篤先生の六中観と木内信胤先生の木内信胤語録を基本にした、原理原則を実地に活用できるよう、展開してゆくつもりです。 「六中観 忙中有閑 苦中有楽 死中有活 壷中有天 意中有人 腹中有書 」最初の説明をさせて戴きましょう。 忙中有閑は、「忙がしぶりをする人は駄目ですね。心の余裕がない生活では心がすり切れてしまいますよ」という事です。 現代では、忙しそうにしていると、「立派な人物」とか「有能な人物」と評価されるきらいがあります。
忙しいのは、しなくてもよい無駄なことを沢山かかえているからと言えましょう。 どうしても必要なことを見極めれば、時間のコントロールができます。
そうなると、心に余裕をあげる時間が大切だと実感して、一日の中で心を見つめる時間を生み出すようになります。
本当に忙しい人ほど、このような「閑」という時間をつくり出せる人と言えましょう。
ちなみに、西洋の諺で「大事な仕事は忙しい人に頼め」とあるそうで、お互い心したいものです。
|